テレワーク(在宅ワーク、リモートワーク)の環境になってから、自分の周りで休職する人が増えたのでそれについて書きたいと思います。
テレワーク導入後休職する人が増えた印象
自分が勤めている会社ではコロナが流行したタイミングに合わせて、テレワークを主軸とした働き方にシフトしました。もちろんオフィスは残ってるので出社して仕事をしたい人やどうしても出社しないといけない人もいるので、会社での仕事も許可されています。
ただ、8-9割の社員がテレワークで主に自宅で仕事をするようになってから休職者が出るようになりました。もちろんテレワークに入る前からも何らかの理由で休職になる方はいたのですが、前よりも頻繁に出るようになったなーという感覚です。
個人的には、
- 通勤電車がない
- 付き合いの飲み会がなくなる
- 昼休みに好きなことができる(運動、昼寝)
- 自宅の椅子のほうが座り心地がよい
- 妻と娘に休み時間に会える
- 昼飯代が浮く
等、テレワークになってからのほうが良いことずくしだったので当初は「なぜだろう?」と疑問に思いましたが仕事をしていく中で様々な休職につながる要因を見つけたので個人の考察として紹介させて頂きます。(会社の休職者データや理由は勿論把握しておらず、自分の肌感覚による意見です)
テレワーク下で休職につながる要因
残業が無限にできてしまう
サボることができる一方で、PCを会社に置いていく等強制的に仕事との接点を切りずらくなったのと終電という概念が無くなったので(そもそも終電まで働いた時点で大変ですが)、仕事を延々とできてしまいます。
特に趣味がなかったり、後述するオンオフの切り替えがうまくできなかった場合に「とりあえず仕事するか」と残業をどんどんしてしまうことでストレスが溜まっていくことが想像できます。
※自分の場合は仕事嫌いなので、むしろ強制的にPCを切って忘れることにしてます。
オンオフの切り替えがしずらい
残業の要素と被りますが、本来休息をとったり自分のプライベートスペースであるはずの自宅で仕事をすることで、オンオフの切り替えがしずらくなります。特に、単身世帯(1人暮らし)や実家暮らしだと、「仕事部屋」という概念もスペースもたいていの人がないはずなので、生活と仕事の境目がつきづらくなってきます。
※こちらも自分の場合は、仕事部屋用に1部屋用意がちょうどできるタイミングだったので仕事の時以外は極力入らず使わないようにしてオンオフを切り替えています。
質問や相談がしずらくなる
チャットやZoom等を活用したテレビ電話があるのでツール的には可能なのですが、実際に席が近い中で仕事をしながら質問・相談するのとではハードルがどうしてもあがります。特に、年が離れていたり社員との距離がある人や怖い上司には連絡しにくくなるので、1人で抱え込んでしまう人は増えたのではないでしょうか。
※こちらは自分も感じていまして、適宜上司や部下にも質問や相談するようにはしてますが以前困ったら席にいって話すという行為ができないのは不便だなと思いました。自分のチームや部署は良いのですが、別部署の方とかだと特に感じますね。
飲み会がなくなる
同期や仲の良い社員、信頼できる上司との飲み会がなくなることは仕事上でのストレス発散の場を無くすので、こちらもストレスをためる要因につながってはいると思います。形式的なものやいきたくないなーと思ってたのがなくなるのは良いのですが、勤務時間中とは別で話せる時間はやっぱり貴重ですよね。飲み会の中で仕事のアドバイスをもらったり、褒めてもらえることもあると思うのでそういった意味でも飲み会の存在は実は大きかったのではと思っています。
※自分は前述の通り、飲み会がなくなって嬉しいと書きはしましたが仲が良い人とランチや飲み会がいけなくなってしまったのはやはりさみしいので、少なからずストレスは感じています。
人との直接的な会話が少なくなる
主に単身世帯の方ですが、平日に人と直接会話する機会が劇的に減っているはずなので、仕事とは関係なくストレスを感じると想定されます。コンビニの店員さんと会話したら自分の声が驚くほど小さくなっててびっくりした、という話を何人かから聞きました。
ただオンラインMTGが多いとそこまでこれはクリティカルではないかもしれません。
休職を言い出しやすい
これは転職も同じことが言えるのですが、出社がないので物理的に会うことがないことで休職が言い出しやすい環境にはなっていると思います。もちろん心身休息が必要な前提なので、言い出しやすいほうがいいのですが、、
テレワークにおける利点を生かしつつストレス発散をしよう
テレワークにおける利点は多いですが、気を付けないとストレスがたまってしまうので、出勤していた時とは異なる仕事へのケアを自身でもやったほうがいいですし、上司や周りの人はやってあげたほうがいいなと思いました。