ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)業界の就職実態と就職活動の選考で気をつけることなどを書いてみました。
ASP業界は市場の伸びが良い
EC市場の伸びとともに、ASP業界=アフィリエイトの市場もどんどん伸びています。2019年には主に健康食品や美容、コスメ領域でGoogleのアルゴリズム変更、ディスプレイやインフィード広告の規制が厳しくなったことで売上を落としたASP会社もいくつかありますが、基本的には上向き志向と考えています。(健康食品や美容、コスメ領域の売上が元々大きくなかったASPはしっかり維持しています)
ASP業界の仕事内容の実態や条件など
ASP業界の仕事内容
そんなにゴリゴリの営業とかはなく、デスクワーク多めです。営業担当であれば、広告主、メディアのそれぞれの運用支援やサポート、提案を行います。バックオフィス系だとシステムの構築やメンテナンスがメインとなります。
給与
マイナビに公開されているような情報や同業の人の話、そして自分の経験談を交えると新卒年収は320~350万程。社歴3~6年目くらいの中堅社員だと400~500万、役職がついていると600~800万クラスだと思われます。平均年収よりかは高いですが、IT業界の中だと役職がつかないと高い年収とはいえないくらいのレンジかなーとも思います。ただ上記はあくまでも残業なしの見込み年収なので、楽に仕事をしながらであれば十分な年収かなとも思います。
残業
会社や部署にもよりますが、5新興勢力系や接待や営業力で勝負している会社は残業が多めなイメージ(上場しているところだとレントラックスとか)。残業40時間以上のイメージ。逆に昔からの大手ASPは部署や担当している案件によりますがさっさと提示で帰っている印象(A8やバリューコマース)月20時間以内くらい。ちなみにこれは同業種の同年代で飲んだ時の印象と、実際にお客さん(広告主やメディア)に聞いた時の印象なのでどこまで正確かはわかりません。あくまでも参考までに。
必要な知識やスキル
WEBのリテラシーが低いとやりにくい職場ではあります。(システムとかは会社に入ってからでいいですが、基本的なググったりとかSNSを使ったりとか日常的にWEBに触れているかどうかのレベルです)SEOやSEMの知識はなくても問題はありませんが、詳しいと対面するお客さんとも話しやすいですし、社内でも仕事やりやすいです。
新卒と中途で違いは?
新卒入社が割と活躍している印象を受けますが、どちらかといえば新卒入社採用の歴史が長いASP会社を選んだほうがいいと思います。各ASPの説明会などで問い合わせしてみるとよいでしょう。老舗のA8やバリューコマース、アクセストレードあたりは新卒採用してからは長かったと思います。
中途の人は同業種で経験があれば役職者への道も近そうですが、新業界だと扱い的には新卒入社の若手とそんなに変わりません。
選考で気を付けておくと良さそうなこと
WEBのリテラシーやネットショッピングなど日常的に触れているかどうかは大切になります。基本的なビジネススキルだと、コミュニケーション能力や一般的に必要とされるエクセルやパワポのスキルくらいあれば問題ないでしょう。サイト制作やブログ運営などやったことがあると、アピールになるので選考の際に盛り込んでみていいと思います。自分は新卒採用の時にサークルのHPがSEO上がったことなどのエピソードを盛り込みました。
キャリア経験としての価値は?
転職先としては代理店やECサイトを運営している会社、メディア運営社にいくことが多いですがASPの営業をやったことがあるというのは割とインターネット広告界隈における転職市場では、重宝されるみたいです。広告主営業の方が広告運用のイメージが強いので良いですが、メディア営業側であっても関わることは間違いないのでどちらの営業をやったとしてもキャリア経験としてはいい価値になるかと思います。ただ、外資系コンサルなどバリバリの会社にはさすがに転職した話を聞かないので、あくまでもインターネット広告やECサイト界隈で重宝されるとして考えたほうがよいでしょう。(そりゃそうだ)
ASP業界への就職についてまとめ
いかがでしたでしょうか。ASP業界は伸びもありますし、仕事もたいして大変ではない割に給与も一定以上あってキャリアアップにも活用できると良いことずくしです。
個人的には仕事やってて楽しいのは稼いでる人と話せることですかね。(メディア側の営業)
興味ある方は是非ASP業界に就職してみてください!