井上尚弥のスーパーバンタム級での3戦目となる「井上尚弥vsネリ」ですが、井上尚弥の試合はスーパーバンタム級転級後Leminoで配信されていますが今回の放送、配信はAmazonプライムで決まりました。
井上尚弥vsネリはLeminoではなくAmazonプライムで配信される?
今回の試合はフルトン、タパレス戦で配信があったLeminoではなく、Amazonプライムで配信されます。2月に行われる弟の拓真の世界初防衛戦がAmazonプライム配信でしたのでその関連もあるかもしれません。(他2つも同時世界戦が行われる)また、那須川天心の試合も基本アマプラです。
テレビ放送はありません。ちなみに2019年のノニト・ドネアの初戦より後の試合はテレビ放送されていないからです。
- vsモロニー:wowow(月額有料)
- vsダスマリナス:wowow(月額有料)
- vsディパエン:abema(ppv)
- vsドネア:amazonプライム(月額有料)
- vsバトラー:dTV(月額有料)
- vsフルトン:Lemino(無料)
- vsタパレス:Lemino(無料)
- vsネリ:amazonプライム(無料)
dTVからLeminoへとサービスがリニューアルされていますが、ネリ戦前の3戦はドコモの配信サイトで行われているのがわかります。アメリカ開催だとwowowもありそうですが、直近の配信サイトでいくとLeminoかamazonプライムの二択になっています。
Amazonプライムビデオは通常月額料金がかかりますが、30日間の無料トライアル期間がありますので期間中であれば実質的に無料で見ることができます。
対戦相手のネリについて
ルイス・ネリは日本人ボクシングファンにとっては因縁の”悪童”です。理由は、2017年に行われた山中慎介選手との試合後に、ドーピング検査で陽性が発覚、その後再戦がセットされましたが計量で2kg以上のオーバーで失格(試合は行われる)、というやらかしをしているからです。
このやらかしは山中慎介選手との1試合目は、日本人の世界タイトル防衛記録である具志堅さんの13戦連続防衛に挑戦するという偉業がかかったものだったため、敗戦自体もショックでありながらその後にルール違反発覚、再戦も最悪なルール違反となり、ネリは実質日本から出禁状態となっていました。
その後もネリは、井上尚弥が倒したエマニュエル・ロドリゲスとの対戦時にも計量オーバー(ロドリゲス陣営がこれを受けて対戦を辞退)するなどして、悪童っぷりが続きました。これには井上尚弥も当時Twitterで、「ネリはもうボクシング界から追放でいいよ」というような旨の投稿。
一方で、ネリは井上尚弥を度々挑発しており試合を熱望していたようです。いくつかのインタビューでは「イノウエはヤマナカのように俺がKOする」と自信たっぷりです。
これらを受けて、日本人のボクシングファンでも意見が分かれており、ネリはちゃんと体重作ってくるかもわからないので、そんなやつと試合してほしくない、危ないといった反対派と、過去やらかしているのに反省の色が見えないネリをぼこぼこにしてくれという賛成派があります笑
もちろん、因縁だけで賛成しているだけではなく、ネリはスーパーバンタム級においてシルバー王座が最高位ですが、実力は申し分なく彼の適正階級でもあるとされています。
記録上の敗戦はブラントン・フィゲロアの1敗のみですし、フィゲロアはかなり体格が大きいことからもあまりこの1敗のみでネリの評価が下がるわけでもないという意見もあります。(ただそのフィゲロアは井上尚弥が階級アップ初戦で勝利したフルトンに敗れています)
またハードパンチャーであることも知られているので、井上尚弥に臆することなく向かっていければスリリングな試合展開となるので、そういった点でも面白い試合になるかもしれません。
試合概要
- 試合名称:Prime Video Presents LIVEBOXING 8
- 日時:2024年5月6日
- 場所:東京ドーム
- 注目:井上尚弥の4団体統一後、初防衛戦。対戦相手は日本人ボクシングファンにとっては因縁の悪童ルイス・ネリ。実力、話題性ともに必見。アンダーカードではK-1の武居の世界初挑戦となるモロニー戦や井上拓真の2度目の防衛戦がある。