2023年12月と噂されているスーパーバンタム級4団体統一戦の井上尚弥vsタパレスですが、階級アップ初戦で2団体統一王者であるフルトンを圧倒した井上が今回も圧勝するであろうというのが大方の予想ですが、タパレスの戦績やファイトスタイルから改めて予想をまとめてみました。
タパレスの戦績
タパレスはこれまでに3敗しています。
- 2009年フィリピンPBFフライ級王者-ブリックス・レイに6回棄権により負け
- 2013年スーパーフライ級シルバー王座決定戦-デビッド・サンチェスに2-0負け
- 2019年IBF世界スーパーバンタム級暫定王座-岩佐亮佑に11回TKO負け
直近の岩佐選手以外の2敗はかなり前でありプロキャリアの積み立ての途中での負けなので、あまり最近のタパレスの実力を測りかねるところはありますが、ブリックス・レイはそもそも情報が見つからず、2敗目のデビッド・サンチェス自体のキャリアは4敗していて、そのうちの1敗はマリオ・マシアスという選手ですが、亀田興毅に敗れています。つまり、
亀田興毅>マリオ・マシアス>デビッド・サンチェス>タパレス
ということになってしまうんですね。こう見ると井上尚弥に勝てる要素が見つからない。。
ただ、繰り返しになりますがこれはキャリア序盤なのであまり最近のタパレスの評価とは違うとも思います。
では岩佐亮佑選手はというと、5敗していて
- 山中慎介(神の左)
- リー・ハスキンス
- テレンス・ジョン・ドヘニー
- ムロジョン・アフマダリエフ
- ジャフェスリー・ラミド
と、山中さん(バンタム王座を12度防衛)やアフマダリエフ、ラミド(井上選手のフルトン対策のスパーリングパートナー)といった日本人が知っている選手の敗北ではあります。
タパレスのキャリア序盤の敗戦相手と比べると、岩佐選手のほうが格上なんじゃないかなと思えます。
で、その岩佐選手にKO勝ちして2団体統一王者となったアフマダリエフが当然フルトン撃破後の井上のライバルとなると世界も予想してたのですが、まさかのアフマダリエフにタパレスが判定で勝ってしまったんですね笑
新タパレス>アフマダリエフ>岩佐亮佑>旧タパレス
ただ、ボクシングは昔から三段論法は通じないとも言われていますし、そもそもアフマダリエフがこの試合調子が悪かったという話もあったり、タパレスが以前よりも強くなっているとも言えたり、なかなか評価が難しいところです。
実際に両者と戦ったことのある岩佐選手曰く、アフマダリエフの調子はよくはなさそうだが、それ以上に自分が戦った頃よりもタパレスが強くなっていた、とコメントをしています。
したがって、過去の戦績は直近のアフマダリエフ戦でのタパレスを一番参考にするべきであり、タパレスは今が一番強くなっているといえるでしょう。
タパレスのファイトスタイルは?
タパレスはサウスポーであり、ボクサーファイタータイプです(=好戦的)。一発のパンチ力もありつつ、けん制して徐々にゲームメイクするような試合の組み立てもできるので、単純にファイターというわけではなさそうです。実際アフマダリエフの時はかなりさばきが上手くいってたように思えます。
井上尚弥vsタパレスの試合予想
まだ有識者の展開予想はそもそも試合が決まってないので出揃っていませんが、自分は4-6回あたりにボディーブローでタパレスのKO負けと予想します。
理由は、身体は大きそうなので耐久力はある程度ありそうながら、ファイタースタイルですので井上選手相手では、正直長く持たないんじゃないかなと思っています。
また、サウスポーは本来苦手とする選手が多いはずなのですが、井上選手はボディーブローが上手すぎて、サウスポーの場合はレバーがより近い位置にくるので、格好の的になってしまいます。(ダスマリナスがそうだった)
ボディのダウン経験もありますし、井上選手のモンスターボディブローを食らったらすぐ終わるんじゃないかなって思ってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。自分はボクシングファン歴4-5年で知識があまり深くはないですが、知りえる情報だとやっぱり井上選手の圧勝なんじゃないかなというのはかわらなそうですね。
ただ、試合決定後有識者から主にYouTubeで試合予想動画がでると思われますので、アップされ次第その動画もまとめたり視聴して勉強したいと思います。