ビジネス上でのマナーは社会人の中でも意見が分かれることも多いですよね。今回はビジネスメールでビックリマークを使ってもOKか、それともマナー違反かを実体験交えて書いてみたいと思います。
使わないほうが無難?ビジネスメールでのビックリマーク
自分も一部上場会社に入社してから早くも8年経ち、今では数名の部下を持つようになりましたが、入社時の研修や上司や先輩からの教えだと「使わないほうが無難」というのが答えでした。
特に初対面の方ややり取りが浅い人には基本的には使わないことがマナーになっていると感じました。実際に自分もそのような相手の方にはそうしています。
ただ、僕の経験上では絶対に使ってはいけないかと言うとそうでもないと思います。例えば下記のように該当する場合は自分はビックリマークを使っています。これは社内外問わずですね。
- 仲がいい相手
- 微妙なニュアンスを伝えたい時
- 文化的にそもそも抵抗感がない相手
仲がいい相手には使ってもよい?
形式的なもの以外で飲みに行ったことがある取引先の人や、社内の人等、仲がいい相手には使ってもさして問題はないかと思います。逆に堅苦しい文面だと、まだ打ち解けられていないのかな?と相手が壁を感じてしまう可能性もあります。使うタイミングもケースバイだと思いますが、御礼のメールを送る時に「ありがとうございます!」とつけるくらいであれば失礼でもないですし、感謝の気持ちが伝わりやすくなるので自分はどんどん使って良いと思います。
微妙なニュアンスを伝えたい時メールは伝わりにくい
メール文章だと、直接の会話や電話では伝わる微妙なニュアンスや表現ができなかったりします。そういう時はそもそも訪問したり電話するのがベストなのですが、相手との予定が合わなかったりした場合、取り急ぎメールで一報をいれておきたいといった場面もありますよね。
そういった場面でビックリマークや句点の連続も案外伝わりやすかったりします。例えば、
「誠に申し訳ないのですが、今回の施策は延期となりました。」と書くと少し冷徹な感じにも捉えかねません。
「誠に申し訳ないのですが、今回の施策は延期となりました。。」と書くと、たしかにビジネス上少しだらしがないようにも見えますが、申し訳ない気持ちが先方にも伝わりやすいので、空気を読みつつ使うのはアリだと思います。難しい提案や施策が決まった時にビックリマークを使って感謝の気持ちをアピールするのもありだと自分は思います!
スタートアップやIT企業等は文化的に抵抗感がない
また、上記のようなケースに当てはまらずともそもそもスタートアップやベンチャー企業、最近のIT企業であればそもそも固いマナー感覚がなかったりするケースも多いので、その場合は逆に顧客や社風に合わせてどんどん使っていくようにしたほうがいいかもしれません。インターネット関連の企業であれば、ネットスラングもある程度理解していたほうがコミュニケーションも円滑になります。
メール以外の連絡ツールも増えている
そもそも最近ではメールだけではなくビジネスで使う連絡ツールがSkypeやチャットワーク、Facebookのメッセンジャー、LINE等、多岐に渡っております。自分が勤めてる会社もリモートになってから社内連絡はSlackを使い始めたので、以前よりさらにフランクなやり取りになりました。
メール上でのマナーはあっても他のツールだとある程度緩和される傾向にありますので、時代の流れも見つつガチガチにマナーを気にする必要はないかもしれません。実際にFacebookのメッセンジャーで連絡する時に「○○と申します」と名乗らずともアイコンや名前見ればわかりますからね。。「お世話になっております。」等の導入も不要かと思います。
ビジネスメールでのビックリマークについてまとめ
ビジネスメールでのビックリマークについてまとめると、マナー違反ではないが初対面ややり取りが浅い人、また企業文化的に合わなそうなところでは使わないほうが無難というのが実態だと思います。ただ、先に述べたように使ったほうが伝わりやすかったりコミュニケーションが円滑に進む場合もありますので、その辺りは自分の判断で失礼ではないと判断して使ってみても良いのではないでしょうか。
大事なことは受け取り手の気持ちになってみることなので、マナーに囚われず自分のコミュニケーションの取り方を作っていくのが大事だと思います。
ビックリマーク以外の、ビジネスメールの使っていいか悩む内容に関してはこちらで触れています。